展示のご案内「埼玉県の災害伝承碑」

「埼玉県の災害伝承碑」

終了企画展示

2022年1月15日(土)〜2022年3月6日(日)

場所:本館第2展示室

お知らせ

「埼玉県の災害伝承碑」の展示物について、公共施設等でご希望があれば、地図とパネルを中心にお貸出しすることができます。詳しくはお問い合わせください。

展示内容

日本はその地理的条件により、昔から自然災害が多く発生してきました。特に近年は大きな自然災害が発生しており、国土地理院は「自然災害伝承碑」の情報を収集し、2019年度からウェブ地図「地理院地図」で掲載を始めています。
本企画展は埼玉県内の災害碑を調査し、水害に加え、地震、火山噴火、飢饉、旱魃、疾病を伝承する石碑について調べた髙瀬正氏の記録を基に、先人が災害について伝えんとすることを受け取り、災害の歴史や現代への教訓を考えるものです。

埼玉県の災害伝承碑 チラシ表チラシ(PDF)もご覧ください

見どころ

埼玉県における「災害伝承碑マップ」
災害伝承碑を水害、地震、火山災害、飢饉、旱魃(かんばつ)、疫病流行の別に記したリストと位置図を展示します。(開催期間中は、荒川大模型173上にも碑の位置を記しています。)
国土地理院の自然災害伝承碑を紹介
国土地理院が情報を収集し、2019年からウェブ地図「地理院地図」で掲載を始めた「自然災害伝承碑」について、パネルで紹介します。
◆災害伝承碑のレプリカと拓本を展示
寛保治水碑(久喜市)のレプリカと、安政6年(1859年)の洪水の水位が刻まれた石垣(皆野町)のレプリカと共に、災害伝承碑の碑文を写し取った拓本(約20点)を展示します。また、拓本を採る様子を動画で紹介します。
天明泥流の被害と災害伝承碑を紹介
天明3年(1783年)に浅間山が噴火し、土砂が泥流となって吾妻川、利根川に流れ込みました。この噴火による被害は群馬だけでなく、埼玉・千葉にも及びました。
天明泥流堆積物の剥ぎ取り標本とともに浅間山の天明噴火に関する災害伝承碑をパネルなどで紹介します。
絵本動画で村人の救済に尽力した人物伝を紹介
熊谷市にある吉田宗敬(むねたか)・宗敏(むねとし)の墓碑に刻まれた事蹟から、災害時に村人の救済に尽力した人物伝を絵本動画で紹介します。
近代の大洪水と災害伝承碑を紹介
明治43年(1910年)の洪水と昭和22年(1947年)のカスリーン台風の被害を記録した災害伝承碑を、洪水氾濫図と対比して紹介します。

「埼玉県の災害伝承碑マップ」を販売しています

本展示で作成した「埼玉県の災害伝承碑マップ」を販売しています。県内にある災害伝承碑131基の位置を示した地図と、碑の名称・所在地・建立年・碑文の内容などを紹介しています。
郵送でのご注文は、お問い合わせフォームもしくは電話にて受付けています。
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※郵送の場合は郵便小為替でのご購入になります。あらかじめご了承ください。
<埼玉県の災害伝承碑マップ>
カラーA2判 4つ折り 価格:300円(税込)

 

関連イベント

埼玉県立川の博物館

〒369-1217 埼玉県大里郡寄居町小園39

休館日
月曜日(祝日・振替休日・県民の日・夏休み期間は開館)
年末年始(12/29~1/3)
施設整備の集中保守点検に伴う臨時休館有り
営業時間
通常期 9:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
夏休み期間
[平日]9:00~17:00
[土・日・祝・8/11~8/15]9:00~18:00
入場料
一般410円(240円) 学生200円(120円) 中学生以下無料
※()内は団体料金
※荒川わくわくランドとアドベンチャーシアター観覧は別料金
駐車場
あり(普通車:300円 バス:1030円)